怪我をしないランナーは必ずやっている!!ランニングを長く続けるコツ

 

春から夏にかけて温かくなっていくと、外に出るのが苦でなくなり走り始めるにはちょうどいい時期ですよね。ランニングを続けている方は、次のシーズンに向けて、練習メニューを変えて走力をアップさせようかなと気持ちも新たにスタートを切る時期でもあります。しかし、比例して怪我をしやすい時期でもあります。なぜだかわかりますか?

 

それは、ケア(ビフォアケアとアフターケア)をしなくなるからです。

 

なぜなら、気温が高くなり、ウォーミングアップやクールダウンが疎かになってしまうからです。

 

カラダが動かしやすいのでウォーミングアップをしっかり行わなくても走れてしまいます。しかし、筋肉の深層部や関節回りは温まっていないのです。その為、衝撃を筋肉がうまく吸収できず、関節に直接衝撃がかかります。関節も可動域が狭いため、通常以上の負荷がかかります。 

走り終わったあとは、汗だくなのですぐに汗を流したいですよね。クールダウンをせずにシャワーを浴びて、出てきたら扇風機やクーラーでほてったカラダを冷ましてゆっくりなんてことも。疲労物質が溜まった筋肉をケアしないまま、カラダを冷やしたら、筋肉は凝り固まってしまいます。そして、疲れがなんとなく取れないまま、次の練習の時にもウォーミングアップをしないまま走り始めてしまうことで、怪我をしてしまうのです。

 

怪我をしても休んでいれば回復すると思いがちです。筋肉や関節は血流がある分回復しやすいのですが、軟骨は血流が非常に乏しいため、車のタイヤのようにすり減るだけなのです。そうなってしまっては、ランニングを続けるどころか日常生活にも支障が出てきてしまいます。

 

ケアをすることで、使える筋肉が増えます。そうすることで、衝撃の吸収がしやすくなり、関節や軟骨への衝撃を減らすことに繋がり、怪我の予防に繋がります。また、筋力トレーニングをしなくても、使える筋肉が増えるので筋力がアップしますし、この状態で筋力トレーニングを実施することで、鍛えられる筋肉自体が増えるのでパフォーマンスがアップします。

 

トレーニング6割、ケア4割!!

ランニングを長く続ける為には、速く走ったり、長く走ったりという目標を達成していくことはモチベーションを高めることにも繋がりますので必要な要素だと思います。その為にトレーニングをすることは大事なことです。しかし、それだけでは長く続けることはできません。ケアすることも大切なことです。

 

疲れが取れない理由は暑さではなく、ケアが不足しているからかもしれません。たった1日やっただけでは効果は出ませんが、コツコツと継続することで大きな効果が出ます。今一度、ケアの実施について見直してみてはいかがでしょうか?