毎日たった60秒意識するだけでランニングパフォーマンスが上がるワケ

私たち人間は、生まれたときは立つことさえできず、歩くまでには何か月もかかります。当時は意識的にやっているというよりは本能的にやっていたわけですが、毎日チャレンジした結果、立ったり歩いたりすることができるようになります。それと同じで、毎日意識することで行動が変わるため身に付けることができます。

 

走ることも本能的に行ってきたわけなのですが、ここに落とし穴があります。

 

人間は新しい動きをする際、すでに身に付けている動きを応用します。走る動きをする際は、前に進むという歩く動きを応用して走ろうとします。しかし、歩くと走るでは、進み方に違いがあります。歩くは足を使って腰を前に移動させて進みます。一方で走るは腰が前に移動した後に足を着きます。正しい走り方をすると足は着地するだけになります。歩くを応用して走っている人は、本来は走っていないのです。

 

そこで大切なことは、正しい動きを毎日意識することです。

 

ランニングパフォーマンスを上げる毎日たった60秒意識すること

ランニングのパフォーマンスを上げたいという方にぜひ行っていただきたいこと、それは、「ベースポジションキープ」です。

 

頭、肩、腰、ひざ、くるぶしを一直線にした状態で片足を上げます。上げている方の足は腰、ひざ、足首を90度にします。この状態での30秒キープを左右で実施します。

 

疲れる箇所は、大殿筋と大腰筋です。太ももの前やふくらはぎが疲れてくる方は姿勢が真っ直ぐにできていません。

 

ここで大切になることは、足を使わないということです。歩くと走るの違いでお伝えしたように走る際、足は着地をするだけで、着地してからのひざの曲げ伸ばしは行ってはいけません。

 

このベースポジションキープを実施するとともに、ランニングは足を使わないものだということを意識してください。

 

みなさんは必ず毎日歯を磨きますよね。その際に、ベースポジションキープを実施するようにしてください。そうすれば絶対に忘れることがなく、毎日走ることを意識することができます。

 

最後に

走る際に必要なことは軸足の接地時間をいかに短くするかということなのですが、軸足が地面から離れるためには、遊脚が軸足より前になければなりません。ベースポジションキープはこの状態の意識を持たせることに繋がり、この姿勢を取ることで走るために必要な軸が形成されます。

 

理論がわからなくてもこの姿勢を取るだけでランニングパフォーマンスが上がったという方が多くいらっしゃいます。そこに理論が紐づくことでよりパフォーマンスを上げる事ができますので、もう少し詳しく知りたいという方は、是非一度、体験パーソナルレッスンをご受講ください。

 

ベースポジションキープは初めのうちはグラついてしまっても全然大丈夫です。なぜかというと、できるようになることよりも、意識することが大事だからです。今までに走ることを毎日考えたことがありますか？すでにランニングを行っている人は「はい」とお答えになるかもしれませんが、意識することで優先順位が上がってきます。優先順位が上がれば、必然的にかける時間も増えていきます。その結果、ランニングパフォーマンスが向上していきます。

 

いきなり「毎日30分走ろう」、「毎日5km走ろう」とするのではなく、まずは毎日60秒ベースポジションキープを行って走ることを考える機会を増やしてください。その結果、優先順位が上がり、「毎日30分走る」、「毎日5km走る」ということのハードルが下がってくるはずです。

 

そして、正しく意識をしましょう。走るとは足を使わないことです。

 

足をガンガン使って走るそんな走り方からは卒業してランニング上手を目指しましょう。

 

 

 

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ラングリット | 静岡

自信回復ランニングプランナー

古畑 健太