ランニングってツラいものだと思っていませんか?

ランニングは苦しさやキツさを乗り越えなければ長く、速く走れるようにはならない、そんな風に思っていませんか?また、失敗したときにバツとして走らされたりと、走るということがツラい事というイメージはありませんか?

 

このように思われている方は、足の痛みの原因が足の筋力が不足しているからだと、脚力をつけるために筋トレをしたり、痛みをこらえて長い距離を走ったり、オーバースピードで走ったりしてしまいます。しかし、これらはすべて逆効果なのです。

 

なぜかというと、このように思われる方は、そもそも走っておらず、歩いている可能性があるからです。

 

あなたは走っていますか?歩いていますか?チェックしてみましょう。当てはまるものにチェックをしてみましょう。

□かかとから着地をしている
□着地時にひざがまがっている
□太ももの前側が疲れたり痛くなる
□ひざが痛くなる
□腰や目線が上下する

ひとつでもチェックが付いた方は歩いています。歩く動きをベースにして走っているような動きをしている状態です。そもそも無理な動きをしているため、疲れたり痛みが出たりしてしまうのです。

 

改善するためには、歩くと走るの違いについて知る必要があります。

 

歩くと走るの違い

歩くとは、

①腰より前に足を着いて

②足の力を使って前に進みます。

 

走るとは、

①前傾姿勢により前に進んだ後

②腰の下に足を着きます。

 

歩くと走るでは、①と②の動きの順番が逆なのです。

 

チェック項目の要素はこの歩く動きをしていると発生します。

腰より前に足を着くので、かかと着地になります。かかと着地でひざを伸ばしたままでは衝撃が強すぎるのでひざを曲げて衝撃を吸収します。ひざの曲げ伸ばしが発生するので筋力を使うことになり太ももの前側が疲れひざが痛くなります。また、ひざの曲げ伸ばしにより腰や目線が上下します。

 

走る動きをすることで、腰の下頭からくるぶしまで一直線の状態で着地をするので、ひざの曲げ伸ばしがなくなります。ひざの曲げ伸ばしによる太ももの前側の疲れがなくなり、ひざが痛くなくなります。ひざの曲げ伸ばしがないので腰や目線が上下しなくなります。腰より前に着地をしないのでブレーキをかけることがなくなり、太もも前側への負担をさらに減らすことができます。

 

歩きから走りに変える方法

歩くと走るの違いがわかったと思いますので、走りに変える方法についてお伝えしようと思います。とは言え、走りに変えるためにはたくさんの要素があります。今回はそのうちの1つについてお伝えします。

 

実施してほしいこととしては、ランニングシューズでスタンプをしてください。どういうことかというと、みなさん、シューズの裏って見たことありますか?つま先やかかとの部分ってすり減っていませんか?すり減っているということはシューズが地面とこすれているということです。このこすれるような動きは歩く要素に多く存在します。

 

イメージしてみてください。ゴムでできているハンコは、真上から押すのですり減りません。しかし、消しゴムはゴシゴシとこするのですり減ります。同じゴムなのに、動かす方向によってすり減り方が変わります。

 

このハンコのようにランニングシューズを上から押すようにして走ってみてください。この意識をして走ることで、腰の下で着地をするようになります。腰の前に足を着かなくなるということが、一番大事なことなので、このスタンプ走法で走りに一歩近づくことができます。

 

最後に

このスタンプの動きは、お腹の腸腰筋をとても使います。走るときだけこの動きを実施しようとしても難しいので、日常生活で歩く動きをしているときにしっかり足を上げてスタンプして歩くように意識をしましょう。そうです。歩く動きを走るに変えてしまえばいいのです。スタンプしながら歩くようにすることで日常生活がトレーニングになります。わざわざ筋力トレーニングをする必要はないのです。さらに、常に意識をすることで、走る際にわざわざ意識する必要もなくなります。着地の仕方を意識する必要がなくなれば、腕振りや姿勢など他のことに意識を向けることができるので、より速くランニングパフォーマンスを向上させることができます。

 

しっかりスタンプができればとても楽に前に進むことができます。ランニングがツラいという考え方は無くなるはずですので、歩いているときも、走っているときも、自分の後ろにキレイな足跡が残るようなイメージで進むようにしてみてください。

 

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ラングリット | 静岡

自信回復ランニングプランナー

古畑 健太